男性もスカートを履くシルビア
アンデスの山々には、今でも地域ごとに民族衣装が残っていていました。
着物を着たのは成人式の日だけ。
日本人だけど着物が似合わないayaです。
こんにちは(*Ü*)
▷▶︎1 Septiembre de 2017◀︎◁
今まで民族衣装を着ているのは女性ばかりで、男性が民族衣装を着ているは、ほとんどと言っていいほど見た事がなかったんですよね。ある村で火曜日に開かれているマーケットでは、民族衣装を着た姿を見れると聞いて、行ってみる事に。でも日程が合わないので、月曜だけどとりあえず行ってみることにしました。
コロンビアのポパヤン(Popayán)からバスで1時間半の所にあるシルビア(Silvia)に向かいます。
まずは、ポパヤンのバスターミナルまで。
宿を出て早々、道を間違え、人通りも少なく針金ぐるぐる巻きの塀をぐるーっと回って大通りに出て、遠回りをして到着。
コロンビアに入国してから、黒人の割合が一気に増えました。昔の植民地や奴隷の名残かな?
チリやアルゼンチンは白人が多かったし、ペルーはアンデス系の顔してる人の方が多くてエクアドルは半々。こうやって大陸を移動してくると、国による違いだけじゃなくて、歴史の痕も感じることができるんだなーと思ったし、歩いているだけで勉強になると思いました。
シルビア行きは1社のみで、カウンターに小さくsilviaって書いてありました。確か中央入り口のすぐ右側だったような気がします!表示が小さすぎて、全然見つけられなかったよ😢
popayán(10:50)
↓ 7000cop
silvia(12:25)
背の高いヤシの木やバナナの木を見ながら、くねくね道を登ってシルビアに到着。
思っていたよりも時間がかかりました。
突き抜けるような青い空!!
まぶしい!!!
吹く風が気持ちいいなぁ~
どんなに小さな村にも、こーゆーのある気がする。
とりあえずお散歩♫
天気もいいし、空が近い。そのうえ、ゆったりとした空気が流れているから歩いているだけでも気持ちがいい。
日本で言う平屋建てがほとんどだけど、日本と違うのはお家の背の高さ。二階建てのお家もあるけど、どこの天井は低いみたい。
お散歩していると、車内から
hey! hola!!
comó estás?
って声を掛けられたり、すれ違う時に
buenas!
って言ってくれる人が多くてビックリ。
民族衣装が残る村って、なんとなく閉鎖的なイメージがあったから、声を掛けてくれたのが余計に嬉しく感じました。
ポパヤンを歩いていても、hola!なんて言われる事がなかったなぁ...大きい街だからかな。東京では言わないけど、田舎だと挨拶する的な!
伝統的な衣装を着ている人が歩いていたけれど、村自体に人がいない笑。観光客は皆無。私がここにいることが場違いのような気がするほど。いや、気がするんじゃなくて完全に浮いていると思う。写真を撮るのも申し訳なくて、お散歩のみにしました。
村も本当に小さくて、縦に2ブロック、横に4ブロックくらいしかないの。隅から隅まで歩いても10分くらいかな?
丘の教会に行ってみたけど、麓の入口にロープが張ってあったから断念。
1本隣の通り(といっても村の外れ)は、森の入口でした。
この道が、どこまで続いているのか分からなすぎて、途中で引き返したけれど、横には川が流れていてせせらぎが心地いいし、木々の緑が濃くて、きれいだったなぁ~
日本の夏は湿っていて暑いけど、ここはカラっとしているから日陰や吹く風は涼しいし、でも太陽はキラキラだし、自然はあるし、過ごしやすい。
お散歩もあっという間に終わって、やることもないので、ランチして帰りまーす。
セントロでは、おじいちゃん2人が談笑中。
伝統衣装を身にまとった若い女の子も2人でお喋り。可愛いなぁ♡
帰りのミニバンは、乗ってから満席になるまで待つ事30分。
ちょうど学生さんが学校が終わった時間みたいで、1年生くらいの子から中学生?くらいの子まで、たくさん乗ってきました。
えっ、ここで降りるの?っていうような所で降りていく子。シルビアからも結構離れたところから通っている子も多いみたい。兄弟じゃなくても、大きい子は小さい子の面倒見ていて、心温かい風景でした。
シルビアにはシルビアの時間が流れているんだなーと感じた1日。こんなにインターネットが普及して、世界は均一化されつつあると思っていたのに、こういう時間の流れが消えないで欲しいと思うのは、旅行者のエゴなのかな。
民族衣装を身にまとったシルビアの人達を見る事ができるのは、火曜日。日程が合う方は、シルビアの時間を感じに、行ってみて下さい!
2017.9月当時
🇨🇴1ペソ≒0.053円