期待はずれ?サリーナスグランデス
南米で3番目に大きい塩湖、サリーナスグランデス(Salinas Grandes)に行ってきました。
昔からそうなのですが、不思議に思うと調べずにはいられないんですよね。
最近は
“もしもロンドンがシリアだったら...”
っていう動画を見かけて、戦争について何も知らないなーと思い調べる
→訳が分からない
→もっともっと遡って世界史を知る必要がある
→知識ないから勉強し直したいけど、どこから手をつけていいか分からなすぎる
...ということで、友達に勧められたオリエンタルラジオのYouTubeを見まくってます。
興味が偏りすぎてるayaです。
こんにちは(*Ü*)
▷▶︎18 de Junio de 2019◀︎◁
数年前にネットで見かけた写真を見て、きれいだなーと思っていたこの場所。
ウユニ塩湖とは違う美しさがあって、行ってみたいと思っていたんですよね。
私は、プルママルカまでは自分で行って、そこからツアーに参加することにしました。
午前中は、プルママルカの七色の丘を満喫して、午後からサリーナスグランデスへ。
本当は早い時間のツアーに行く予定だったんだけど、人数の都合でカップルと変わって私は午後発のになったんですよね...。
プルママルカのバスターミナルを出て最初の交差点あたりに、客引きのお兄さんが
“サリーナス!”
と言っているので、すぐに見つけられます。
話をしてOKならミニバンに乗りこんで待機。人数がいっぱいになった時点で出発です。
ミニバンの助手席に座りたかったけど、先客がいたので後ろへ。残念🙁
ツアーは600ペソ(約1450円)でした。
出発してすぐにカラフルな丘。
岩なのにサボテンがたくさん生えてて不思議な景色を眺めながら進んでいきます。
途中で見た大きな川であろう場所は、完全に干上がってたけど、この幅全部に水が流れていたら迫力あるだろうなー。(でも乾燥地帯だから、きっとそこまで雨は降らないだろうな...)
車窓から見えた遠くに見えたたくさん溝が出来ている岩?丘?崖??は、高度をあげていくとてっぺんは平らになってました。
あの丘の上には、平面の景色が広がっているなんて想像もつかなかったし、あの場所にはどうやったら行けるのだろうか。きっと誰も足を踏み入れた事のない場所なんじゃないか。ベネズエラのロライマみたいな感じかな。なんて思いながら、道中も周りの自然の景色に圧倒されました。
山に這うように走る道路。絵に描いたようなくねくね道がかなり上まで続いていて、私が乗っているミニバンもその道を登っていきます。高度があがっていくことが体で分かるくらいの急な登り道。もちろん大きなトラックもバスも走っていて、カーブは要注意!途中、トラックが事故を起こして片側通行になっていました。
坂を登りきったところでミラドールに寄ってくれたドライバーさん。
私の後ろに見えるのが、今登って来た道。よく登って来たなー。
柵もなにもないミラドール。端から見下ろしたら落ちてしまいそう。でも本当に遠くまで見渡せて、いい景色でした。
こういう遠く見渡せるような景色に立つたびに、このままジャンプしたら向こうの山に行ける気になるのは、私だけかな。毎回ジャンプしたら死ぬよっていう冷静な私が、飛べる気がするっていう私を必死に止めてる。
もうひとつ、今回1番高いポイントにも寄ってくれたよ。
3回目の南米だけど、4000m地点が普通に車で行けてしまうから、特別感に欠けてしまう。それに意外と体も適応してる。
ウマワカは3000mだし、ペルーのワラスもクスコも、ボリビアのラパスも3000m越え。プーノなんて街があるのが4000mで、高地で過ごした経験があるから4000mくらいじゃ驚かなくなってる自分が悲しい。苦労して歩いていかないと経てない富士山頂ですら3776mなのに、南米には簡単に高地に立ててしまうんだなー。
次は5000m越えないと、おぉー!!ってならないのかも。
ビクーニャ注意の看板を通り過ぎた途端、本物が道を歩いていたよ。可愛い♡
プルママルカからどのくらい時間がかかったのかは分からないけど、サリーナスグランデスに到着。
車から降りると地面は塩!
今まで走って来た道路沿いにある塩湖。
ミニバンが停まったのは、塩湖の入り口。
小さな商店があって、塩で作られた机や椅子が置いてあって、屋根を建設中。
観光地として栄えるように準備しているんだろうな...。なんか悲しいけど、私もそんな場所に来ている矛盾。観光地化なんかされず、素朴にあって欲しいのになぁ。
ここの塩湖の入り口では、塩でできたブロックを積み上げて、建物も作っていました。すごく興味深い!
ブロックが水平かどうかは、重りを付けた糸で測っていて、地道な作業だなと思った。日本みたいに測量の道具とかないのかな?
塩のブロックは、真っ白な層と茶色い層があって、お菓子みたい🤤
乾季と雨季の繰り返しが層に現れているのかなー。そうだとしたら、ひとつのブロックができるのに何年かかるんだろう…あくまで私の仮説ね!
さて、ミニバンのツアー自体はここで終了。
👨🏻🦱塩湖の中に入りたい場合は10ペソ(約250円)必要だよ!
と言われ、
👩🏻んん???
と思ったけど、まぁ、みんなそのために来てるから払うよね笑。
入場と同時に新たにガイドのおじさんが車に乗って来て、案内してくれました。
思っていたよりも塩湖が小さいから、あっという間に目的の水路に到着。
あれ?!
全然 水がないし茶色い...
あぁーやってしまった。
サリーナスグランデスの水路が見た過ぎて、色んな写真を見てきてしまったから、加工されたベストな写真との差にガッカリしたのが正直な感想。
ずーっと楽しみにしてたのに。ブエノスアイレスから、のらりくらり1ヵ月もかけて来て見れた景色が、予想していたのとは違い過ぎて、すごくショックでした。(期待を高め過ぎていた私が悪いんだけど)
それでも、水路の透き通った水はとてもキレイで、太陽の光をこれでもかってくらい反射してました。
茶色くなっているとはいえ、乾いた塩の地面の照り返しも眩しくて、サングラスがないと目を開けていられませんでした。
ここに来たら絶対やりたかったコレ。
ひとりだから、Go-Proを地面に置いて動画撮影して、あとから切り取った1枚。
その時の動画を見返すと、まぁひどい笑。ぜっんぜんジャンプできてないし、踏み切るタイミングの悪さに不自然さがヒドイの。体が重たそうなジャンプ動画ばっかりで笑いました。
ちなみに、この水路は、またげるくらいの広さしかありません笑。
思うように写真は撮れないし、みんなから離れてひとり撮影してたけど、もう行くよって遠くから呼ばれて、すごく恥ずかしかった。もっとここで時間とって欲しかったなー。
そのあとは、塩湖内の別の場所に移動。
地面には、こんな風に穴があって、気を付けないとハマってしまいそう。
大きな泉。湧き水でできたらしい。
ここの水は、本当に透き通っていて美しい。余分なものが何も入っていないのか、泉の中の様子がすごくよく分かる。
キレイすぎて、周りの景色や自分の姿が水面にはっきりと写るから、写真スポットみたいだけど、家族やカップルばっかりだからスルー。
ここの塩は、入り口の砂よりも細かくて、刻んだココナッツみたいでした。
私的には、どうしてこんなに形が違うのかってことの方がよほど興味深かったよ...
みんなトリック写真撮ったりして楽しんでいたけれど、ウユニ塩湖に行った事あるし、トリック写真もたくさん撮ったから、みんなが遊んでる間、退屈タイム。
これは、退屈さ加減を表現した写真w。
ここでこんなに時間使うなら、水路にもっと時間割いて欲しかったよー。
これにて、サリーナスグランデスの観光は終了。
プルママルカに着いたのはあたりが暗くなり始めた18:00。
18:40のバスでフフイに帰りました。
ここで、このバスで合ってる?って聞いたカップルのアルゼンティーナが超絶美人なうえに気さくで、同じ人間なのかと悲しくなったよ。
当時の日記に、
あぁー私の目がカメラで、目を閉じるとシャッター切れればカメラを出さずに世の中のイケメンを写真に残せるし、自然な人の表情も絶景も、目で見たまま残せるのになー
っていう、とんでもなくくだらない事が書いてありました笑。
私が見ている物をそのまま写すカメラが欲しいな。むしろ私の目がカメラでシャッターは目を1秒閉じるとかでどうかな?
— ♡ayano♡ (@anvvvv) 2019年6月17日
そしたら歩いてる世のイケメンをカメラ出さずに撮れるし、絶景も見たまま写真に残せるんだよ!
開発してくれないかな誰か🙏これすごく画期的だと思うんだ!
でも、目で見てる景色はこんなに大きくて美しいのに写真にするとアレ?って事が多々あるので、目で見たまま残せるカメラが欲しいなーとは、旅行を始めてから毎日思ってます。
期待を高め過ぎたサリーナスグランデス。
帰りに、塩湖のガイドをしてくれたおじちゃんに聞いたら、雨季が終わってすぐの3月4月なら水がたくさんあるそう。私の勝手な予想では、5月がベストかなーっと思ってアルゼンチンに来たけれど、ここに辿りついたのは6月後半だし、当然の結果なんですけどね。完全に私の誤算です!
雨季真っただ中だと、ウユニ塩湖のように水路以外にも水が溜まっているらしいので、訪問する時期を選べば、真っ白な塩湖にエメラルドグリーンの水路という、フォトジェニックで美しい景色が見られるので、ぜひ。
気になる方は、画像検索してみて下さい!
2019.6月当時
1ペソ🇦🇷≒2.40円