へなちょこバックパッカー

世界をゆる〜く旅した記録

全てがうまくいかなかった日



大殺界の3年目で本厄だった旅中。トラブルに巻き込まれないように移動の日は特に注意していましたが、1つうまくいかないと全てがガタガタ崩れちゃうんですよね。といっても、原因は全部自分なんですけどね。

 

 

 大殺界も厄年も終わり気分が晴れ晴れしているayaです。

 こんにちは(*Ü*)

 

▷▶︎29 Agosto de 2017◀︎◁

f:id:aya-travel:20190307210354j:image

 この日も朝から雨。

 しかも結構ひどい雨で、傘もささずに出たらすぐにびしょ濡れ。

 実は、昨日のサイクリングの後に、今朝の乗馬の予約をしていた私。

“迷ってるなら、明日の朝来て決めればいいよ”

と言ってくれていたのに、何を血迷ったのか支払いまで済ませてしまった。

 いつもだったら1番に天気を確認するのに、ツアーデスクの人が感じ良かったし、何よりビルカバンバで乗馬して以来、楽しかったからまたやりたいと思っていたから即決してしまったのかもしれない。

 でも

 

“こんな土砂降りの雨の中、山の中を歩く乗馬はやりたくない!!”

 

っていう思いが強すぎて、当日キャンセルした😰

 乗馬は40ドル。キャンセルして戻ってきたのは20ドル。ガイドさんも馬も用意して待っていてカッパも貸してくれると言ってくれたのに、どうでもいい自分勝手な都合でキャンセルした私が全部悪い。むしろ半額でも返してくれただけありがたいのに、その時は全然気分良くなかった。

 

 そのままバスターミナルに向かって、エクアドルの首都キト(Quito)へのチケットを購入。

 

 9:30(Baños)

    ↓4.5ドル

 13:30(Terminal Terrestre quitumbe)

 

 バスの中でも、ずーっとモヤモヤ。

 キトに向かう道中もほぼ雨or曇りで、窓の外を見ながら

 

“あのままバニョスにいても雨だったよ”

“天気の回復待っても乗馬は楽しめなかったはず”

 

と、なんとか自分を納得させようとしてました。

 

 

 予定時刻に到着。キトもどんより曇り空でした。

 キトの南にあるバスターミナルは、とっても大きくて綺麗で空港みたい。

 市街へ出るバスも直結しているから分かりやすい。

 目的地近くのLa Mariscalに行くにはC4のバスだと教えてもらって乗車。(後日分かったけど、私の宿の最寄のバス停はManuela Cañizaresで、そもそも通りが違いました...)

 車内は満員で、バックパック背負ってるのも申し訳ない。少しスペースができると、壁によりかかれる場所を譲ってくれた周りの人たち。でも新市街までは約1時間。立ちっぱなしで私の肩も腰も限界でした😵

 

 バス停に着いて、宿までの地図を確認すると1kmくらい。仕方ないから徒歩で向かうも、maps.meが示す場所には宿らしきものはない。周辺の建物を1つずつ住所を見ながら歩いても見つけられない。

 

 

f:id:aya-travel:20190308093013j:image

 ここの坂道を行ったり来たり...

 荷物も背負ってるし、宿は見つからないし、坂の上の道に腰掛けて途方に暮れた。

 こんな時に限って第二候補の宿は調べてもいない。あぁーどうしようか。諦めたい気持ちでいっぱいだけど、休憩してからもう一度同じ道を歩く。 

 

 

 すると、何度も通って確認したはずなのに、私が探してた住所のビルがあった!

 

 f:id:aya-travel:20190308093008j:image

 E10-46

 ようやく見つけた。

 でもレセプションは??

 どうやって入る?

 ハテナがいっぱい。

 

 チャイムを押したけど、こんな時なんて言えばいいのか英語もスペイン語も分からなかった((( ゚д゚ ;)))

 とりあえず自己紹介と予約してあることを伝えたんだけど、中に入れてもらえない。予約がちゃんと通っているのかも分からないけど、案内できないの一点張りで会話を切られて終了。

 もう、なんなの朝から😩

 ちっともうまくいかない。

 懲りずにチャイムを鳴らし食い下がって、同じようなやりとりを3回くらい繰り返したら、ようやく中に入れてくれました。

 案内されたのは、アパートの一室。

 住人の男の人が、まぁお茶でも飲みなよってソファーに座らせてくれ、ようやく状況が理解できてきたけど、伝えたい事もうまく伝えられないし、余裕がなくて、すごくイヤな態度だったと思う。

 どうやら、ここは4階建のアパートで、それぞれの部屋を貸し出してるシェアハウスのような感じらしい。私は、その中の一室をBooking.comで予約したって事。

 お茶を出してくれた彼は、ヨーロピアンでプログラミングの仕事をしながらキトに住んでいると話してくれました。

 ドアを開けてくれた女の人が、オーナーと連絡を取ってくれて、私はもう1つ上の階だと判明。そのタイミングでお手伝いさんのようなおばちゃんが来てくれて、部屋まで案内してくれました。

 

 自分の部屋について、Wi-Fiを繋ぐと、オーナーからWhatsAppでメッセージが来てました。チェックインは夕方にっていう内容。

 あぁー、私が早くバニョスを出たからメッセージも読めなかったんだ。それで言われた時間よりも早く着いてしまった。ただそれだけ。

 朝から全部がうまく噛み合わなかったのが、夕方にまで影響してる。

 宿の手続きやら色々落ち着いたら、涙がポロポロ止まらなかった。安堵の涙なのか、張り詰めてた糸が切れたからなのか、自分の不甲斐なさなのか分からないけど、とにかく泣けて仕方なかった。当時の私は、いっぱいいっぱいだったんだろうなー。

 

f:id:aya-travel:20190309000852j:image

 夕方、近くのスーパーで買い物を終えて外に出ると、夕焼けに惹きつけられた。

 それと同時に、車で買い物に来る人がたくさんいて、駐車場にも車が停まっていて、仕事帰りのような女の人や、お母さんと子どもがいる風景が日本の夕方のスーパーの風景となんら変わりなくて、家に帰りたくなった。

 “今日は何作ろうかな〜”

なんて考えながら歩いてスーパーに行く、そんな“日常”が1番幸せなんだなって心から思った。きっと、これが本心。

 旅に疲れたとか、そんなんじゃなくて、のんびりした毎日を送りたいの。

 

 

 落ち着いてあらためて思い返すと、どれも私の不注意や詰めの甘さが招いた結果で、厄年でも大殺界のせいでもない。

 ガーンってなるようなイヤな出来事があったとしても、そこで立て直さなかったら、どんどん崩れていく。自暴自棄になって全てを適当にしたら、そのツケは必ず自分に戻ってくる。ただそれだけ。

 だから、何か問題が発生しても、誰かに八つ当たりしたり、問題をないがしろにしないで、向き合って、ひとつずつ解決していかないと結局は自分の首をしめていくんですよね。

 これは旅に限った話じゃないし、今の自分にも、これから先の自分にも当てはまる事だから、しっかり心に刻んでおきます!

 

 

“好きでひとりで旅行してたんでしょ?”

 

って言われたらそれまでだけど、頼れる人がいない場所で、うまくいかない事があったり、モチベーションが上がらない日もあったり、この日みたいに泣けちゃう日があったり、みんなが思うほどキラキラした旅なんかじゃないんだよ。という私の旅の日常を、今回は文書にしてみました。

 

 

 順番ぐちゃぐちゃですが、ヘコんだ次の日はマリア様に癒されてきました💁‍♀️

願いが叶う⁉︎マリア様が見守る街キトのパワースポット➳♡゛ - へなちょこバックパッカー

 

2017.8月当時

🇪🇨1ドル≒112.3円

エクアドルでは国の通貨として米ドルを使っています!