へなちょこバックパッカー

世界をゆる〜く旅した記録

国境の絶景プーチーファー



崖の下は、もうラオス。乾季の冬にしか見れない絶景を見に行きませんか?

 

 

 

書きたくなったら書こうと思っていたら、気づけば1年以上ブログを書いていませんでした…

晴れていたら朝食orおやつを持って長めのサイクリング。自然の中で散々ダラダラして帰宅。

夏から始めたスペイン語レッスンの宿題を終わらせる。お気に入りのドラマか映画を見ながらお茶したりお酒を飲んで週末は終了。

前回の蔓延防止から約半年で私の生活リズムが大きく変わりました。

 

ふとした時に旅行中のことがぶわーっと蘇って、また会いたい人、行きたい場所のことを思い出して、久しぶりにブログでも書いてみようとなったわけです。

 もう少し、人に会わない生活が続きそうなので、贅沢に自分のために時間を使おうかな。

 

 

▷▶︎2016.1.1◀︎◁

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 海外の記事を読み漁っていた時に見かけたプーチーファーの写真。

空が好き♥

雲海が好き♥

旅行も好き♥

 そんな私が行きたいと思うに決まってる!!

 タイのチェンライから行けると知ってからは、冬休みは絶対にここに行こうと決めたのでした。

 

 

 チェンライは、タイ第二の都市チェンマイからバスで数時間のところにある、ラオスとの国境付近の街です。

 

 バンコクから寄り道しながらたどり着いたのは12月30日。

 旅行の計画を立てていた時に、プーチーファーへの行き方がなかなか見つけられなくて現地に着いてから探せばいいかなと思っていました。

 雲海からの日の出を見るなら12月31日の夜中…というか1月1日の早朝しか選択肢がなかった私は早速ツアー会社を回りました。

 

 

 

がっ!

 

年末のバケーション&新年という最高にハイシーズンな条件で

 

“元旦はfullなんだよ”

“そのツアーは4人からじゃないとダメなんだ”

“行けたとしても3000バーツね!”

 

 

とどこも取り合ってくれず。かといって自力で麓の村まで行く時間の余裕もなく途方に暮れていました。

 ホステルで相談しても同じ回答。

 せっかく近くまで来たのに…

 

 このままチェンライで何もせず新年を迎えて帰るならパーイにでも行けば良かった…

 そう思いながら31日に街中をフラフラお散歩。

 こんな直前じゃ見つからないだろうけど、ここで断られたら諦めようと思って入ったツアー会社。

 店番をしていたお姉さんに

プーチーファーに行きたいの。

と言うとオーナーに確認してくれて即OK!

 私一人のために連れて行ってくれる上に2300バーツでいいよとの事!

 ずーっと断られてきたから信じきれない私に、電話を変わってくれて、オーナーが流れを説してくれました。

 

 

 

 やったーっ!やっっと行ける!!

 諦めなくて良かった!!

 

 

 

 プーチーファーから帰ったらそのままバンコクに向かわないと行けないので、チェックアウトの支度も終わらせて。

 

 

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 ウキウキして眠れないので、街の中心の時計台までカウントダウンを見にお出掛けして、

ピックアップに来てくれるまで待ちます。

 

 

 

 

 am3:00。

 四駆で迎えに来てくれたボス。

 受付にいたお姉さんはボスの彼女だったみたいで、一緒に行ってくれるとの事!安心😊

 

 猛スピードで2時間くらいクネクネ道を登って、麓に到着。

 そこからは、トラックの荷台に乗って更に山を登るとのこと。

 ボスはカウントダウンで疲れたから車に残ると言われ、お姉さんと出発。

 

 初日の出を見ようとする大勢の人で溢れ、トラックの順番待ちなんてあってないようなもの。

 お姉さんが私から離れないでねと手を引っ張って、トラックに乗せて!と主張して、なんとか荷台に乗せてもらえたけれど真っ暗すぎて状況も分からない。

 ひとりだったら、ここまで来れても上まで登れなかっただろうなと思うような状況でした。

 

 

 

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  私たちが乗って行ったトラック。

(帰りに撮ったけど、なかなか面白い状況だったなぁ)

 

 

 トラックも頂上までは行かないので、途中で降りて山登り。

 この辺りで日の出を待とうと場所取りをしたのが5:15頃。

 風が強くて、日中の暑さが嘘のように寒いです…

 

 

 上を見上げると満点の星空。

 月明かりでうっすら見える雲海。

 一緒にここまで来てくれたお姉さんは台湾出身。

 馴れ初めは分からないけど、とにかく今はオーナーである彼とタイで暮らしているらしい。

 日本には何度も行ったことがあるよと、たくさん写真を見せてくれました。

 

 

 次々に人が集まってきて、早く来て良かったね〜なんて話している間にも少しずつ太陽は登ってきていて、ゆっくりと辺りを明るくしてくれました。

 

 


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 気づくと洋服やカメラが湿っていて、なんでだろうと思っていたけど私たち、雲の中にいたみたいです。

 明るくなってから見えたんだけど、ぶわぁーって真っ白い霧が何度も私たちに向かって来てました。

 

 


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 寒すぎてカメラはブレブレ。

 当時は夜明けや星空を撮る技術もなくて、目で見た景色をちっとも写真に残せなかった中でもまともな写真たち。

 暗闇で見えなかった雲海がはっきり見えた時、思わず ”わーぉっ“ って言っちゃった。

 こんなに濃くてはっきりした雲海を見たのは初めてだったし、顔を出してる山々が島に見えて、まさに雲の海!

 そして1年の始まりの日に登ってくる太陽を見れるという奇跡✨

 諦めなければ人生何が起きるか分からないな!

 

 


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 太陽が姿を現さなくても、こんなに明るい。

 

 

 


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 雲の隙間から光が見えた瞬間、ここにいたみんなに一体感が生まれて歓声が!

 光が漏れるこの美しい光景は本当に一瞬で、雲の上に出てしまったら、いつも見ている空になってました。

 日の出までは、太陽はのんびり屋さんなんだと思っていたけど、本当はものすごいスピードで空を昇っていたんだね。

 

 


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 日の出に気を取られていたけど、振り返った空もまた綺麗でした。

 それに私たちが立っているここは、随分と高い場所だったみたいで、日の出を見なくても絶景でした。

 

 

 


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 お姉さんと記念撮影。

 

 

 私はタイに来て4年経つけどプーチーファーには初めて来た。

 amazingな景色が見れたよ。ありがとう!!

 

 

 

 お姉さんは、私にそう言ってくれたけど、それは私のセリフで。

 あなた達が連れてきてくれなかったら、私はここに立てなかったから本当に本当にありがとう!

 

 

 来た道を下り、人混みをかき分けて無理矢理トラックに乗せてもらい笑。

 ボスの待つ駐車場へ。

 チェンライまでの帰り道に、屋台の朝ごはんも食べさせてくれました。

 

 

 

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 帰ってきたら、さっきまでの寒さが嘘のような真夏の空。

 

 

 ホステルで私を下ろすと、颯爽と帰っていく二人がカッコ良すぎました♥♥

 至れり尽くせりのプライベートなツアーはこれにて終了。

 

 

 1年の始まりの日というスペシャルな日に、今年初めて登る朝日を見て、見たかった雲海も見れて、ラッキー使いまくりましたが、最高の気分で1年のスタートが切れました。

 何より二人の優しさで叶った私の願望。

 ぜーんぶひっくるめて大切な思い出です。

 

 

 実際に目で見た景色は、もっともっと大きくて綺麗で、写真なんかじゃ残せないので、誰もが自由に海外旅行できる世界になった時の旅行先としてぜひ候補に入れてみて下さい。

 

 

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