44時間バスの旅 フフイからアタカマまで
アルゼンチン北部からチリのアタカマ砂漠を経由してペルーまでの行き方です。ネットにもあまり載っていなかったので誰かの参考になれば幸いです。
天気が良かったので、天竜川を渡り、山を2つも越えて地元で有名な神社まで自転車で行ってきました。
行きは余裕だったのですが、帰りがまさかの向かい風...。朝は無風だったのに(泣)
おそらく明日は筋肉痛のayaです。
こんにちは(*Ü*)
▷▶︎25-27 de junio de 2019◀︎◁
私の移動最高記録を19時間も更新。
ペルーのアレキパに向けて大移動です。
アルゼンチン北部からアタカマに抜けるルートは、便が悪くて有名だそう。
ティルカラ観光で手持ちのアルゼンチンペソをほとんど使い切ってしまったので、カフェで時間潰すのも一苦労。色んな悲しさいっぱいでアルゼンチンを立ちます。
ここで、ざっとルートとチケット購入についてまとめます。
今回のルートでは、どこの区間でも車内で水や食べ物を配るサービスはありませんでした。各自で準備した方がいいと思います。
※時間は到着と出発
※時差あり。それぞれの国での時間で書いてます。
アルゼンチンよりチリは1時間早くて、ペルーはチリより1時間早いので、国が変わるたびに1時間早めて行けばOK!!
《ルート》
Humahuaca(Argentin) 22:00
↓ 210ペソ🇦🇷
Jujuy(Argentin) 0:00/3:00
↓ 2100ペソ🇦🇷↓ Andesmar
Atacama(chile) 14:00/19:50
↓ 15000ペソ🇨🇱↓ Aricaまでの料金
Calama(Chile) 20:30/21:30
↓
Arica(Chile) 6:30/7:30
↓ 2000ペソ🇨🇱↓ ペルーソルでも支払い可
Tacna(Peru) 8:00/9:30↓ 20ソル🇵🇪
Arequipa 16:00
《チケットについて》
チリからペルーまでは、到着してからバスを探しても問題ないかと。ただし時間に余裕があって急いでない人のみ!乗り継ぎを極力少なくしたい人は、もう少し検討した方がいいかも。
注意が必要なのは、フフイからアタカマまで。
ここの区間を扱っているバス会社は全部で3社。曜日限定です。
①Andesmar
月・水・金 2:40発 2100ペソ
フフイのバスターミナルで購入できる。
チケットを購入するバスターミナルからの出発。
②Geminis
木・土 9:00発 1800ペソ
プルママルカのお土産屋さんでのみ購入可能。
出発地はプルママルカにあるホテルの前。
③Pulman
月・木・土
サルタでのみ購入可能。
直接聞けなかったけど、ネットで見た限り午前中に出発みたいです。
私が滞在していた時期は秋の終わり。いや、冬の初めかな。とりあえずフフイのバスターミナルにあるインフォメーションでアタカマ行きについて尋ねたら、雪で国境が閉まっているから行けるかどうかバス会社の人に要確認だよ!って言われました。
サルタでドミが一緒だったドイツ人が、アタカマに向かうなら絶対昼間の時間がいいよ!絶景だからと教えてくれたので、絶対に昼の便に乗ろうと決めていたのですが、帰国日も決まっていた上に彼とデートの約束があったので、渋々①の方法でアタカマに向かいます。
あと昔Andesmar乗った時、ゴキブリいたんですよね...
フフイからウマワカまでは同じ道。プルママルカは途中でルートを外れます。そしてサリーナスグランデスもチリへ向かう道もプルママルカを経由していきます。
まずは、フフイのバスターミナルまで。出発したのは6月25日の22:00です←重要!
彼のバス会社の場合、最終の22:00発だとバスターミナルビエホまでしか行かないとのことなので、隣のバス会社を利用。
何度も利用しているTerminal de nueva。到着したのは日付が変わって6月26日。
一応室内とはいえ、極寒。
キャミ、ヒートテック、ロングワンピース、タイツ、セーター、ダウン、上着にストール。
持っている洋服を最大限に使っても寒い…だって周りみんな毛布とか持ってるもん。
寒過ぎてフル装備な私。やることもなくて、そんな中待つ事3時間以上...😭
予定より遅れてバスは到着。
やっと暖かい場所に行けたと思ったら車内もターミナルと同様に極寒。
寝ようにも寝付けないほど寒くて、周りの人見たら毛布とか寝袋とか持ってたのね。私これ以上、暖を取るもの持ってないよ...。サリーナスグランデスと同じルートを行くならば標高も4000m越えてくるといくのに。平和ボケしすぎて何にも考えてなかった。日が昇るまで長いよ...🥶🥶
寝たら凍死するなと思ったけど、真っ暗な中、窓から見た夜空は満点の星空で見とれてしまった。みんな寝ていたから、ひとり寝れなくてラッキーな気分でした。
なんとか寝れないものかと試行錯誤を繰り返していたら、眠っていたみたい。
起きたら夜が明ける直前。
地面には雪なのか塩なのか白い物が見えるようになり、朝陽に照らされて幻想的でした。
次に目が覚めた時には、国境に到着しバスは停車。イミグレが開くのを待ってました。
アルゼンチン出国はすぐに終わるんだけど、チリに入国するからお決まりの荷物チェック。いつの間にかバスから出されてて毎回雑だなーって思う。
Chao chao アルゼンチン👋🏻
Hola チリ🖐🏻
手続きが終わっても、なかなか出発しなくて2時間ほど待ち。
イミグレ抜けると絶景の嵐。
写真には残せない景色で、寝るのがもったいないくらいでした。
しばらくすると横転したトラックで道が塞がれていて、脇の道路ではない道をゆっくり走って通過。雪で一方通行になっている所は、反対車線に長蛇の列。
道路にもうっすら雪が積もっている所もあって、バスもスピードが出せないからゆっくり、ゆっくり。
ふと標高を見たら4680mで、そりゃ雪も降るし国境も閉まるなぁと納得。真冬のシーズンには本当に通れなくなるかもしれません。
ため息が出るほどいい眺め。1番前の座席にして良かった。
荒々しい山と広大すぎる景色に、夜は満点の星空。昼の便がいいと思っていたけど、両方楽しめたから良しとしよう。
時差で1時間早まって14:00にアタカマ到着。フフイから12時間かな。
2度目のアタカマ。バスターミナルからの道のりもばっちり覚えているし、見覚えのある景色にほっとした。相変わらず日中は過ごしやすくて、バスで凍えてたのがうそのような気候。まさか再びアタカマに来るとは思ってもいなかったよ。
初めて訪れた時は、キャー可愛い♡と思っていた街並みが、今では当時の気持ちが鮮明に浮かび上がってくる風景に変わっていたよ。次に来たときは、私は何を思うのかな。
昨日の夜から何も食べていないから、ガッツリランチ。
ランチメニューが終わってたからこれで2000円...物価の高さは健在でした。
50ドル両替したけど、思いのほかランチでお金使ってしまったので、国境越えるまでまた、ひもじい思いをしなければいけません😢
広場にはFree Wifi飛んでたので、ひたすらのんびり。
陽射しが痛いほど暖かいけど、日が落ちたら凍えるほど寒かったー。
到着したバスの車内は暖かくて天国でした。
Calama行きのバスに乗った外国人は、私と欧米人カップルのみ。
私が乗ったバスは、バスターミナルではなく、Frontera del norteというバス会社に到着して乗り継ぎのバスを待ちます。なぜバスをおろされたのか聞いてきた欧米人カップル...。私に聞くくらいだから相当不安だったんだろうな笑。
近くの売店でお気に入りのクッキー見つけました。これ、2年前、毎日食べてたクッキーでチリ以外では見かけなかったんですよね🤤
1時間ほどしてArica行きのバスが到着。ほぼほぼ満員で出発でした。
車内から見えるCalamaの街は、都会だなーっていう印象でした。実際は、どんな街だったのかな...
街中を抜けると、街灯はなく真っ暗。
両脇は砂漠っぽい感じでした。街灯がないから夜空もとても綺麗でした。
2度目の夜行バスでぐっすり寝た私。
日付が変わって6月27日の6:30にAricaのバスターミナルに到着。
チケットを買うというより、自分でターミナル使用税を払って、ペルー 行きの国際バスに自分で乗り込むシステム。時間は決まっていなくて、満員になったら出発するようでした。
始めは満員だから次の便と言われたけど、つめてくれてギリギリ乗れたよ。
寝起き&てっきりカウンターでチケットを買うと思っていたから頭が追いついていかない...
乗るときにパスポートを預けて、車内でバス代を払います。
パスポート返してくれるか心配でしたが、ちゃんと手渡しで返してくれました。
外は砂漠...。少し前までは高地にいたのに、景色の変わり様がすごすぎて、気持ちもついていけない...笑。
7:30頃にイミグレ到着。
隣の席のおばちゃんとお話したおかげで、イミグレでも色々と面倒見てくれて助かりました🙌🏻
30分程度で手続きが終わってペルー入国🇵🇪
おばちゃんは、Tacnaのターミナルには行かず途中の病院で降ろしてもらったました。相変わらず自由だな...。
ペルー 時間の8:00にTacnaに到着。
ペルー国内のバスターミナルは、隣になるので徒歩で移動。
アレキパ行きのバスを探してたら、客引きにまんまと捕まり15ソルほどボラれた私...
移動続きで頭がボーっとしてた。目が覚めてきてバス乗ってから気付いたから余計にムカついてムカついてムカついて😤😤
自分でバス探せるからってスペイン語で言い返すこともできたのに悔しい。
夜行で朝の到着って判断力鈍ってるから気をつけないとなー。それにアルゼンチンが平和過ぎて防犯アンテナoffになってた私もいけない。
ペルーに入ってからは、ずーっと砂漠の景色。おまけに暑い!
車内ではピカチュウが探偵になってる映画が流れてたけど、ペルーでもピカチュウの声はおじさんだったよ笑。
私的には、フフイからアタカマまでが行けるか心配だったけど、そこから先は行けない事はないだろうなと思って呑気にしてたから、アレキパまでが思っていた以上に長く感じました。
途中、バスが止まると車内販売がやってきてエンパナーダ購入。やっと私の好きなタイプのエンパナーダが食べれる世界に来たよ!アルゼンチンのはパサパサしてるから、あんまり好きじゃないんだ。
そういえば車内販売って、どこの国から始まるんだろう...アルゼンチンにはいなかったけど、エクアドルとコロンビアにはいたなぁー。
アレキパに着いたのは日が落ち始めた16:00。
ターミナル内に唐揚げ売ってるのを見つけて感動した私。あぁー食の不自由がない国、私好みの食べ物がある国に来たんだと実感🥺もう小麦粉製品ばっかり食べなくて済みます!やったー!
ターミナルからセントロまでは、あらかじめ金額が決まっていて(8ソル)、出口のところに書いてありました。ナイス✨
予約しておいたホステルに着いたら、ドミには私ひとりだけ。かれこれ2週間近くドミなのにひとり笑。
最後にベッドで寝たのは24日だったので、3日ぶりに横になれる!さすがにホステル着いてから、しばらく動く気力が湧きませんでした。
一般的にはアタカマで1泊するのが良いかと思いますが、アタカマに行ったことがあるし、時間ないし、用事なければ物価の高い土地に泊まらなくてもいいかなという安易な発想で、ノンストップで移動となりました笑。
こんな移動をする人は、滅多にいないと思いますが、参考までに。
2019.6月当時
1ペソ🇦🇷≒2.40円
1ペソ🇨🇱≒0.0014円
1ソル🇵🇪≒32.7円