めちゃくちゃカッコ良かったトレース・デル・パイネ(Torres del Paine)

  雲ひとつない空に３本の山。

  やっぱり天気って大事！！！

  頑張って登って良かったー！

  時間があって良かったー！！

  待った甲斐があったー ！！！

 当時は4日でも長いと思っていたのに、今ではニート生活も２ヶ月に突入し、毎日とんでもなくダラけた生活をしているayaです。

 こんにちは(*Ü*)

▷▶︎4 Mayo de 2017◀︎◁

 待ちに待ったトレッキング‼︎

 個人でも行けると思うけど、宿のオーナーさんがガイドさんと行く方法を勧めてくれたので、近くのツアー会社で申し込みました。(34000ペソ)

•  往復の送迎とガイドさん
•  トレッキングポールのレンタル込み
•  国立公園入場料は別途(11000ペソ)

 出発に合わせて早くから朝ごはんを用意してくれたオーナーさん、ありがとう♡

 6:30〜7:00に迎えに来ると言ったけど、来たのは結局7:30なのは想定内。笑

 同じ宿の彼らも一緒です♬

 緯度が低いから⁉︎ここでは朝７時でも真っ暗。明るくなるのは９時頃からなので不思議な感じでした。

 プエルトナタレスの街から国立公園の入り口までは約２時間( _ _ )..zzzZZ

 9:30にトレッキング開始！

 まだ雲がもくもくあるけど、遠くの空は晴れていて今日の天気に期待できそう♬

 歩き出してすぐ、ガイドさんが“しーっ🤫”って。

 よく目を凝らすと、野性のpumaが歩いていました‼︎ 

 遠目でもこの大きさ！大人かな？

 紅葉がキレイ🍁

 連日の雨でルートが小川のようになってました。

 

  始めはずーっと登り。

 私よりずっと背の高い彼ら。私にとっては速歩きくらいのペースのおかげで最初の休憩スポットに１時間くらいで到着。

 振り返ると草原が広がっていて、これだけでも満足できそうな景色でした✨

 登り始めはすごく寒かったけど、ここに着く頃には上着は全て脱いでました(^^;;

 このあたりから、うっすら雪がみれるようになりました。

 この時点で偉大な自然。山が迫ってくるようで怖いんだけど清々しい。

 深い谷を見下ろしながら、山のふちを歩いて歩いて歩いて...

 

 橋はもう凍ってました(>ω<)
川を渡るとキャンプサイトに到着。
この辺りから、上着を着ていないと寒くなって手も凍えてきました。

 キャンプサイトを過ぎると森の中に。
雨のせいなのか、もとから湿地だったのか、地面はぐちゃぐちゃ。
絶対、滑って転びたくないし、靴が濡れるのだけは避けたくて足場を選びながら歩く私の努力も虚しく...靴下までびしょびしょ( ＴДＴ)

 山を抜けると雪や氷が増えてきて...
太陽で氷が溶けて滑りやすくなってるし、川なのか水も流れてるし、周りは大きな岩ばかりだし、急な登りだし、ゆっくりじゃないと登れなくて、前を歩く３人にどんどん離されていく私。

 最後の１時間は完全な雪山。
写真で見るよりずっと急で、怖すぎて、ここに来たことを後悔( ˘•ω•˘ ;)

 少しでもバランス崩したら死ぬな...
 死なないにしても大怪我だな...
 絶対に転べない‼︎
 登ったはいいけど下れるのかな...

 ひとりぼっちで不安いっぱい、半泣きだったけど、ガイドさんは見えないくらい遠く先を歩いているし、戻るのも怖いし、進む選択しかなかったです...。

 

 パイネの姿が見え始めても、まだ着かない...

 雪のせいでルートもよく分からないし、くねくね山を登っていっているから突然道がなくなったりもしてて、歩いては止まり、道を探すの繰り返し。

 写真なんて撮ってる余裕もなく、ここに載せてるのは少し安定した場所で撮った唯一の写真。

 そして...

 トレッキングを始めて４時間ちょっと。

 ようやく到着！

 雲ひとつない晴天！

 吸い込まれるような青い空！！

 カッコいい山！！！

 ここまで歩いて来た達成感とこの景色に思わずガッツポーズしちゃいましたっヾ(*´∀｀*)ﾉ

 ４日も待って良かったーっ

 

 ガイドさん達がいるところまで降りていくのも怖いくらい、しっかりと雪が積もっていた山頂。振り返ると、スニーカーでよくここまで登って来れたなぁ...というような景色が広がってました。

 写真を撮ろうとしても、山が偉大すぎて⁉︎どうやっても私にピントが合わない笑

 風もなく、ただただ山を眺める時間。

 コンドルが気持ちよさそうに空を飛び、遠くの雪崩の音が聞こえる。１ヶ月前まで日本でせかせか働いていたのがウソみたいでした。

 歩くのをやめて１時間。
濡れた足は冷え切って感覚がなくなってました...トレッキングの時は靴って大事‼︎

 14:30頃にトレース・デル・パイネをあとに。

 帰りは、恐怖しかなくて、ただただ転ばない事だけに全神経を集中させて下山。

 途中で野性のキツネにも遭遇してトレッキング入り口に着いたのは18:00。

 初めての本格トレッキングでクタクタでした(*_*)

 予想以上に雪が積もってて、ガイドさんと一緒に登って本当に良かったです。

 宿にいた、Wトレッキングする予定だったグループも、前日になって、危ないからガイド同行で！って言われていました。

 シーズンオフのパイネは甘く見ない方がよさそうです。

 一緒にトレッキングした彼らは、宿に着いたその足で、別の街に移動。

 タフだなー。

 そして宿には私ひとり…。

 ４日も待ってたおかげで私の予定もキツキツですが、そのくらいの価値がある景色が見れて大満足の1日。

 私の南米旅でトップ３に入るくらいの思い出になりました！

※2017.5月当時
1チリペソ＝0.2円🇨🇱